カテゴリ  生活  音楽・映画・落語  観なきゃよかった

観なきゃよかった

立川談志映画時評

立川 談志和田 尚久

本体価格: 1800円+税


判型:四六 /並製
ページ数:288
初版年月日:2015/07/03
ISBN:978-4-7572-2345-5
ASIN:4-7572-2345-5

好評発売中!

立川談志、映画を愛し、映画を斬る!生前、誰よりも映画を愛した天才落語家が、アステア、ワイルダーからスピルバーグ、コーエン兄弟まで語った、絶品の映画エッセイ集。ジーン・ケリー追悼から、「週刊サンケイ」伝説の連載「談志のエンドマークを斬れ!」や「週刊文春」星取表、大林宣彦監督ほか映画の盟友たちとの対談まで、愛と毒気と歓びに満ちた映画スクラップブック!

目次

Table of contents

はじめに 和田尚久

Scene1 ジーンとキャグニィが好きだった

談志が惚れた“青春”は間違っていなかった――追悼ジーン・ケリー
『天国は待ってくれる』を観て、私に教えてほしい……
もう一度、ゆっくり観よう……再び帰ってきた『アラビアのロレンス』
明日の夜が楽しみだった三日間、四百二十二分の『ゴッドファーザー特別完全版』
『ゴッドファーザー PARTⅢ』ま、コッポラだし、重厚な撮り方をしてるし……しかし役者が違う
『ミラーズ・クロッシング』を観て
あの人にこの映画をそっと教えてやりたい――『童年往時 時の流れ』
「ワイルダーに関係ない奴ァ読んだって仕様がない」――家元が御大の自伝を読む


Scene2 談志のエンドマークを斬れ!/談志の星取表

「追いつめられて」
「イシュタール」
「ビックタウン」
「危険な情事」
「戦場の小さな天使たち」
「アメリカン・ウェイ」
「遠い夜明け」
「タバコ・ロード」
「誰かに見られてる」
「レボリューション/めぐり逢い」
「張り込み」
「月の輝く夜に」
「ウォール街」
「ブロードキャスト・ニュース」
「ダンサー」
「太陽の帝国」
「うるさい女たち」
 談志の星取表


Scene3 ああ、観なきゃよかった

『ファミリービジネス』は二流のホームドラマ1
『ブレイズ』のP(ポール)・ニューマンに、オスカーをやってくれ
『白く渇いた季節』、ま、ヨシとするかね
『悲情城市』をうっかり観てしまった理由
『のるかそるか』は見事なまでに「何もない」
キチンと製作ってはある『レッド・オクトーバーを追え!』
『ヘンリー五世』のケネス・ブラナーはキャグニィに似ている
『48時間PART2 帰って来たふたり』のE(エディ)・マーフィがヤダ
『グッドフェローズ』、何といってもデ・ニーロの存在感
『カナディアン・エクスプレス』、“細工は流々、仕上げを御覧じろ”の了見通り
『運命の逆転』、たいしたことないが、つまらなくもない
『ケーブル・ホーグのバラード』、いくら出しても惜しくない
『上方苦界草紙』の小川真由美、文句なし
二度も観た『シラノ・ド・ベルジュラック』
耳に栓して観た『COO 遠い海から来たクー』
『ありふれた事件』は下の下である
しばしの夢に酔った『レディ・イヴ』
呆れけえって屁も出ない『月はどっちに出ている』
サイレントの『椿姫』、澤登翠を聴いてほしい
『シンドラーのリスト』なんか誰が観るかいな
人による映画評の違い、これは一体何なのだ
『林檎の木』、おめえには判ンねえよ
『永遠の愛に生きて』を楽しむのはどういう人達なのか
四十分我慢した『マーヴェリック』
映画メモより、あれこれ

Scene4 映画の友と、映画を語る

立川談志×大林宣彦
立川談志×佐藤慶
立川談志×森卓也

Scene5 わがベストテン、そしてアステア

マイベストテンと好きな映画人<洋画篇> 
マイベストテンと好きな映画人<邦画篇> 
マイベストテンと好きな映画人<ミステリー&サスペンス映画篇>
好きな男優<洋画篇・邦画篇>
史上洋画ベスト10――立川談志×長部日出雄×田中小実昌
名作文学から生まれた名画への偏愛~家元お勧め第一号『情婦』
談志が見たフレッド・アステア

あとがき 和田尚久

その他情報

Other Information

【著者プロフィール】
立川談志(たてかわ・だんし)
1936(昭和11)年、東京都に生まれる。本名・松岡克由。1952年、16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」となり、1963年、27歳で真打ちとして五代目立川談志を襲名する。1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。著書には、『現代落語論』『あなたも落語家になれる』『談志楽屋噺』『努力とは馬鹿に恵えた夢である』『立川談志まくらコレクション』など多数。2011(平成23)年、喉頭がんにより死去。

【編者プロフィール】
和田尚久(わだ・なおひさ)
放送作家。東京生まれ。担当番組は『立川談志 最後のラジオ』(QR)、『談志の遺言』(TBS)、『青山二丁目劇場』(QR)、『歌舞伎座の快人』(QR)ほか。著書に『芸と噺と 落語を考えるヒント』(扶桑社)、『落語の聴き方楽しみ方』(筑摩書房)など(松本尚久名義で上梓)。CD付きマガジン『落語 昭和の名人』シリーズ(小学館)では東京落語の全席解説を執筆。落語会のプロデュースなどもおこなっている。