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面白くてよくわかる!仏教

松濤 弘道

本体価格: 1300円+税


判型:四六 /並製
ページ数:208
初版年月日:2010/03/10
ISBN:978-4-7572-1758-4
ASIN:4-7572-1758-7

「仏様の教え」から「葬祭のマナー」まで、この1冊で、早わかり! 一般常識としての仏教を知る大人の教科書

日本人の生活に溶け込んでいる仏教の基本的な考え方や歴史、宗派の違い、仏像の見方から、お盆やお彼岸の意味、お葬式のしきたり、お焼香は何回がいいのか? といった実践的な知識まで、あらゆる疑問に答える仏教の教科書!

釈迦の誕生 紀元前4〜5世紀、現在のネパールで釈迦族の王家に生まれる。
ブッダ     覚者の意。釈迦は修行の末、悟りを開き、ブッダとなった。
四苦八苦   人間が逃れられない苦。欲への執着を捨てることで克服できる。
輪廻転生   三界六道の苦を永遠に繰り返すこと。解脱により解き放たれる。
お盆      釈迦の弟子が、地獄で苦しむ亡母を供養し、救ったのが起源。

目次

Table of contents

1章 お釈迦様はどんな人?

釈迦族の王子として生まれる
裕福だが悩み深き半生
出家したきっかけ
多くの呼び名、それぞれの理由
悟りと初めての伝道
5人の弟子から大教団へ
80歳で迎えた最期

2章 お釈迦様の教えと修行

人生は「四苦八苦」がつきもの
4つの真理「四諦」
悟りを開く正しい道「八正道」
すべての物事には「縁起」がある
修行で身につける「三学」
3つの基本の教え「三宝印」
仏教徒が目指す「三宝帰依」
生死を繰り返す「輪廻転生」
「煩悩」を絶ち、安らぎの「解脱」へ
「極楽」と「地獄」はどんな所か
極楽に行く「往生」とは
地獄に堕ちる人はこんな人

3章 仏教の発展と世界への広がり

拡大した釈迦の教団
釈迦入滅後の分派と成文化
バラモン教徒たちの改宗
インド統一 アショーカ王の帰依
大乗仏教 誕生の流れ
大乗仏教と小乗仏教の違い
大乗仏教 基本となる「空」の教え
大乗仏教 6つの修行「六波羅蜜」
インドの分派・密教
中国への伝道と道のり
中国南北朝時代の仏教
宗派が生まれた随の時代
唐時代に黄金期を迎える
中国仏教の衰退と現在
ヨーロッパへの布教の壁

4章 日本への伝来の歴史

百済から日本にやってきた
飛鳥・白鳳時代 聖徳太子の擁護政策
奈良時代 国家の保護のもと発展
平安時代㈰ 最澄と空海の登場
平安時代㈪ 密教から浄土信仰へ
鎌倉時代 多くの宗派が誕生
南北朝〜室町時代 通俗化と衰退
江戸時代 政治による保護と支配
明治時代〜昭和初期 混乱と排斥から立ち上がる
戦後 国家の管理を離れ自由に

5章 日本のさまざまな仏教宗派

宗派はなぜ生まれたのか
200以上ある日本の宗派
『法華経』を根本とする<天台宗>
大日如来を本尊とする<真言宗>
念仏によって浄化を導く<浄土宗>
念仏による絶対他力を説く<浄土真宗>
禅問答による修行<臨済宗>
座禅そのものが悟りの目的<曹洞宗>
題目を信じ実践する<日蓮宗>
怪しげな新興宗教に注意

6章 暮らしの中に生きる仏教

「ありがとう」「ごちそうさま」の心
じゃんけんの中にある教え
一般人も親しめる坐禅とヨーガ
修行の一つだった精進料理
仏の世界を表した茶道
供養から始まった香道の楽しみ方
お正月は仏教行事が目白押し
お盆とお中元は仏教の心
どこまで信じる仏様の迷信

7章 お寺と仏像の基礎知識

お寺には3つの分類がある
仏様には3つの分類がある
仏像に定められた仏の特徴
ポピュラーな仏像あれこれ
 人気の高い〈阿弥陀仏〉
 大宇宙のあらわれ〈大日如来〉
 病気の祈願に〈薬師如来〉
 みなに親しまれる〈観音菩薩〉
 慈しみの象徴〈弥勒菩薩〉
 すべての人に救いを〈地蔵菩薩〉
 にらみを効かせる〈不動明王〉
 怒りを表す姿〈阿修羅〉
仏像の手指のメッセージ
心身ともに正しい拝み方とは
「寺」と「院」は違うのか
境内にある7つの建物「七堂伽藍」
寺院は大きな「ご仏壇」
仏塔にもさまざまな意味がある

8章 葬祭・仏事のマナー

仏事の軽視は命の軽視
通夜と葬儀、どちらに行くべき?
香典の正式な渡し方
焼香と数珠の使い方を身につける
正しい合掌の仕方とは
急な弔問に駆けつけるとき
通夜振る舞いの席では
どうしても葬儀に出られないとき
葬儀後の法要と出席のマナー
百か日以降の法要とスケジュール
日本人の心 お盆のお参り
お彼岸の供養は六波羅蜜の実践

その他情報

Other Information

【著者プロフィール】

 松濤弘道 まつなみ・こうどう

1933年生まれ。仏教学者。上野学園大学国際文化学部前教授。ハーバード大学大学院卒業。マスター・オブ・アーツ。卒業後、ハワイ浄土宗別院で開教に従事。現在は、浄土宗近龍寺(栃木市)住職。世界仏教徒連盟名誉副会長(本部バンコク)。全日本仏教会国際交流審議会前委員長。藍綬褒章授章。主な著書に『日本仏教改革論』『改訂補選 世界の葬祭事典』(以上、雄山閣)、『仏教の常識がわかる小事典』『仏像の見方がわかる小事典』『日本人として知っておきたい仏教のしきたり』(以上、PHP新書)、『INTENATIONAL HANDOBOOK OF FUNERAL CUSTOMS』(米グリーンウッド出版者)など内外多数。

お葬式のたびに、「お通夜と告別式のどちらにでたらいいのだろう?」「お焼香って何回やるのが正しいのだろう?」などと疑問が湧いてくるのですが、詳しく調べる時間もないし……、と思っていませんか? 私は、いつもそうです。お坊さんのお経を聞きながら、「これってどんなことを言っているのだろう」、「うちの家は何宗だったかな」とか、ますます疑問は募ります。「そもそも、仏様ってどんな人なんだろう?」「地獄に堕ちるって、どんな感じなのだろう」といった、とりとめもない想念が頭をぐるぐると駆け巡ります。こんなモヤモヤにきちんと答えてくれて、でもわかりやすく、という私のような人間にピッタリの本をと考え、この本を編集しました。宗教とは縁遠いと思っている人にこそ、読んでいただきたいです。たとえば、「お盆」が、釈迦の弟子が地獄で苦しむ亡母を供養し、救ったのが起源だったと知ると、なんだか切ない感じがしてきますよね。この本を読んだ方が、しきたりばかりが気になっていた葬祭や仏教の教えを、身近に感じられるようになってくれればいいなと思っています。是非、ご一読ください。