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面白くてよくわかる! 坂本龍馬

山村 竜也 監修

本体価格: 1300円+税


判型:四六 /並製
ページ数:208
初版年月日:2009/11/06
ISBN:978-4-7572-1716-4
ASIN:4-7572-1716-1

幕末を駆け抜けた、風雲児の生涯!

2010年NHK大河ドラマ『龍馬伝』時代考証担当・山村竜也氏による坂本龍馬、徹底ガイド。豊富なイラストと図説をふんだんに使い、基礎知識からエピソード、ドラマの登場人物の背景までをていねいに解説。『龍馬伝』が断然面白くなること間違いなし!

目次

Table of contents

1章 龍馬とその仲間たち

龍馬とその仲間たち−人物相関図
坂本乙女、武市半平太
勝海舟、高杉晋作
西郷吉之助(隆盛)、桂小五郎
お龍、中岡慎太郎、後藤象二郎
千葉重太郎、河田小龍、松平春嶽
沢村惣之丞、久坂玄瑞、平井収二郎
近藤長次郎、望月亀弥太、長岡謙吉
池内蔵太、河野万寿弥、岡田以蔵
大久保一翁、横井小楠、小松帯刀
岩崎弥太郎、陸奥宗光、トーマス・グラバー


2章 龍馬の誕生と子ども時代

誕生前夜に母が見た瑞夢
生家は身分の低い武家「郷士」
母代わりだった姉・乙女
少年時代はいじめられっ子
剣術との出会いが転機に
大物の片鱗を見せた2つのエピソード

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(1)筆まめだった龍馬

 
3章 江戸修行と土佐勤王党

剣の修行、いざ江戸へ
北辰一刀流に入門する
黒船目撃、その衝撃
剣術から砲術へと動く心
河田小龍と語った海運への希望
武市半平太と再び江戸へ
土佐への帰郷
日米修好通商条約〜開国の道へ
安政の大獄と桜田門外の変
土佐勤王党の誕生
同志? 恋仲? 加尾との関係
久坂玄瑞の超党派論に影響される

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(2)脱藩後1年ぶりの無事のしらせ


4章 脱藩、そして広い世界へ

脱藩への決意
龍馬脱藩に驚く仲間たち
運命の分かれ道
土佐で起きた暗殺事件
幕府の要職者に突撃訪問する
勝海舟との運命の出会い
龍馬、海舟の門人になる
海舟のもとに集結した仲間たち
脱藩の罪から放免される
千葉重太郎との別れ
人斬り以蔵の入門
大久保一翁への突然の訪問

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(3)「エヘンエヘン」の得意顔


5章 日本を大きく動かす力に

海軍塾の創設
衝撃的な友人たちの切腹
京都激震、八・一八の政変
土佐勤王党の滅亡と武市の死
妻お龍との初めての出会い
池田屋で起きた尊攘派襲撃
禁門の変…長州敗北
西郷隆盛との出会い
勝海舟との別れ

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(4)「日本を今一度洗濯いたし申し候」


6章 薩長和解と狙われた命

薩長和解へ動き出す 
桂小五郎を説得する 
和解暗礁−西郷の翻意 
薩長をつないだ亀山社中 
軍艦取引が引き起こした問題 
盟友・近藤長次郎の切腹 
和解を邪魔する両藩のプライド 
ようやく実った薩長同盟 
危機一髪! 寺田屋遭難事件 
薩摩への新婚旅行 
亀山社中を襲った沈没事故 
長州と幕府の戦い始まる
高杉晋作との共闘 
待望の船を手に入れた社中

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(5)恋人お龍をPRする


7章 維新への道

後藤象二郎との出会い
脱藩罪が許される
海援隊の創設
海援隊初航海の大事故
紀州藩との和解を勝ち取る
興味を引かれた万国公法 
薩摩との密約と龍馬の理想
薩土盟約の締結
愛する人々との最後のひと時

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(6)イラスト入りの下関海戦図


8章 坂本龍馬が遺したもの

新政府の指針となった「船中八策」
大政奉還、実現へ
新政権への参加を断る
近江屋での絶命
五箇条の御誓文への引用
引き継がれた理想(1)〜組織作り 
引き継がれた理想(2)〜条約と法律

コラム From Ryoma
龍馬からの手紙(7)大政奉還当日の叱咤激励


こんなにある! 「坂本龍馬」を学べる記念館・資料館

坂本龍馬年表

索引

その他情報

Other Information

【著者プロフィール】

 山村竜也(やまむら・たつや)プロフィール

 昭和36年、東京都生まれ。幕末維新、戦国時代を中心に日本史上の英雄たちの生涯を研究。平成16年のNHK大河ドラマ「新選組!」に続き、平成22年の大河ドラマ「龍馬伝」の時代考証を担当。著書に『真田幸村』『史伝坂本龍馬』『戦国の妻たち』など。

今日の日本をめぐる状況は混迷を極めています。アメリカ一極支配が崩れ、中国やインドが台頭し、イスラム世界ではテロの嵐がおさまる気配がありません。国内に目を向ければ、不況と暗いニュースに気分が重くなります。

果たして日本は、どこに向かって進むべきなのでしょうか?

そう考えるとき頭に浮かぶのは、龍馬のことです。幕末の日本をとりまく情勢は、今日とは比べものにならないほど苛烈なものだったと思います。西洋列強の植民地化の脅威はすぐそこまで迫り、旧態依然たる徳川幕府は、もはや現実対応能力を失い、国内では尊王攘夷の名のもとにテロの嵐(!)が吹き荒れていました。

そんな中で、広い視野を持ち、世界の中の日本という視座から龍馬は、ものごとを考えていきました。しかし、その龍馬の考え方は、なかなか理解されません。龍馬は、明治維新を切り開く大きな役割を果たしたにもかかわらず、幕府側からは危険人物と見られ、尊王攘夷側からは、うさんくさい人物と見られるという、ほんとうに気の毒なポジションに立たされます。

それでも龍馬は、自由な発想と、伸びやかな未来への信頼を失いませんでした。

当時は突飛に見えた彼の考え方を、彼が死して後、明治の日本は選択していくことになります。

「こういう人がいた」という、そのことだけで、後に続く人が元気になれる。龍馬は、そんな人です。

大河ドラマ『龍馬伝』を機に、そして、『龍馬伝』をより深く楽しむためにも、是非、本書を手にとっていただければと思います。