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アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書

山岡 道男 淺野 忠克 共著

本体価格: 1700円+税


判型:A5 /並製
ページ数:0
初版年月日:2008/10/08
ISBN:978-4-7572-1550-4
ASIN:4-7572-1550-9

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アメリカでは、高校生からお金の増やし方と守り方を学ぶ!NCEE(アメリカ経済教育協議会)による高校生向けパーソナルファイナンス教育「Financial Fitness For Life」を日本人向けにわかりやすくアレンジしました。毎日の生活にそのまま使える家計の経済学の教科書です。この本で、格差社会に負けないためにお金を味方にする方法を学びましょう。今すぐ実践できるパーソナルファイナンスの基礎知識、家計で使えるバランスシートやキャッシュフローの考え方を具体例に即して教えます。

目次

Table of contents

■はじめに パーソナルファイナンスで格差社会を生き残れ


■パーソナルファイナンスの基本 その1
 かしこい預金術 複利のマジック


■パーソナルファイナンスの基本 その2
 かしこい運用術 72、114、144のルール


■パーソナルファイナンスの基本 その3
 複式簿記のコツ バランスシートの使い方


■第1章 「お金を稼ぐ」かしこい方法 収入の巻

仕事のかしこい選び方 Cost benefit analysis
費用・便益アプローチ

働く理由 Incentive
賃金が働くきっかけになる

賃金はどう決まる? Pay
賃金はあなたのスキルの価格です

人を雇うコスト Labor cost
派遣社員と正社員の違い

人的資本 Human capital
スキルを輝かせる!

可処分所得 Disposable income
収入=自由に使えるお金ではない


■第2章 「お金を貯める」かしこい方法 資産運用の巻

金融機関 Financial institution
間違いだらけの金融機関選び

パーソナルファイナンス式家計簿 Household account book
お金はどこに消えたのか?

3つのゴール Three Kinds of Goals
将来のあなたが欲しいものは?

負債 Debt
良い借金、悪い借金

中央銀行 Central bank
中央銀行があなたの財布を握っている!

インフレーション Inflation
もしあなたが日本銀行の総裁なら

実質金利とインフレリスク Real interest rate
資産がどんどん減っていく!


■第3章 「お金を借りる」かしこい方法 ローン&クレジットの巻

お金を借りる Borrowing
「ご利用は計画的に」の「計画的」って?

返済方法 Repayment
利息はどれだけ膨らむか

ライフプラン Life plannig
家計は2度破産する!

ノンバンク Non-bank
あなたの利息が会社の利益になる

個人信用情報機関 Unbanked household
自由の国アメリカの現実


■第4章 「お金を増やす」かしこい方法 投資の巻

投資 Investing
投資と投機の違いとは

ねずみ講 Pyramid scheme
必ず儲かる話はない!

株式投資 Stock investment
少しだけ企業のオーナーになる

株式市場 Stock market
「株式」の新聞はここを見る!

損益計算書 Income statement
企業の成績表をもとに投資する

債券投資 Bond investment
企業や国にお金を貸す

長期金利 Long yield
株式と国債の人気は反比例する

投資信託 Mutual funds
実は、投資信託選びも難しい!

リスク・ピラミッド The risk pyramid
多角化・分散化のために

ワールド・リスク・ピラミッド The world risk pyramid
金融商品のリスクを知る


■第5章 「お金を守る」かしこい方法 リスクマネジメントの巻

リスクヘッジ Risk hedge
あなたの味方は時間、敵はインフレ

海外への投資 Investment in foreign countries
お金は成長率の高い国に集まる

外国為替 Foreign exchange
為替予約とFX

保険 Insurance
保険でリスクを管理する


■おわりに


■巻末付録 パーソナルファイナンスの公式集


■補論「72のルール」


■索引

その他情報

Other Information

【著者プロフィール】

山岡道男(やまおか みちお)早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授

1948年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。学術博士(早稲田大学)。専門は、アジア太平洋地域の国際交流論、経済学教育論。主な著書に『経済学部卒でない人のための経済がよくわかる本』(明日香出版社)がある。

淺野忠克(あさの ただよし)山村学園短期大学コミュニケーション学科専任講師

1951年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。
専門は、国際経済学、経済教育論、高等教育論。

 本書の最大の目玉は、これまで企業会計でしか使われていなかったバランスシートやキャッシュフローを、一般家庭の家計にあてはめるとどうなるかを具体的に解説している点です。

 最近、日本では景気の低迷が続き、多くの人が将来に不安を抱いています。また、ワーキングプア、ニートに代表される低所得者層が増大しています。

 メディアが「貯蓄から投資へ」ということを盛んに吹聴する一方で、街を歩けば、消費者金融の広告が乱立し、銀行をはじめとする金融機関はカードローンサービスの営業に余念がありません。

 日本の自己破産者は毎年14万人前後。最近は利息の上限の規制が厳しくなったり、自己破産者の救済を積極的に請け負う弁護士が増えるなど、サポート体制ができたために、減少傾向にあります。しかし、「格差社会」という言葉がアメリカだけのものではなくなったことを実感させられる機会が多くなりましたよね。

 われわれは、これまで以上に、お金について知る必要が出てきています。つまり、自分の生活を守ってくれるツール、お金をどうやって増やし、どうやって守るかということです。これには、企業会計で使われるバランスシートやキャッシュフローの考え方が有効です。また、貯金や借金の両方に付きものの「利息」についても、きちんと知っておくことが大切です。

 アメリカには、小学生から高校生向けのパーソナルファイナンス教育を研究しているNCEE(アメリカ経済教育協議会)という団体があります。NCEEは、幼稚園児から大学生までを対象に、経済リテラシーを高めることを目的に1949年に設立された米国最大の非営利組織です。

 本書は、NCEEとともに経済リテラシーとパーソナルファイナンスの教育を研究している山岡先生と淺野先生が、NCEEの指導要領をもとに、日本人向けにパーソナルファイナンスを講義したらという設定で編集しました。

 学生の方から社会人、さらには老後のライフプランをお考えの年配の方まで、幅広い方にわかりやすく説明するとともに、なるべく身近なことや実際に起きたことを例に挙げながら説明をしました。さあ、パーソナルファイナンスの講義のはじまりです。