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志ん生の食卓

美濃部 美津子

本体価格: 1429円+税


判型:四六判
ページ数:128
初版年月日:2008/02/08
ISBN:978-4-7572-1444-6
ASIN:4-7572-1444-8

納豆、お豆腐、親子丼。お蕎麦にマグロ、桜鍋……お父さんが最後に食べたもの……。

今回、お父さんの食にまつわる話をさせていただくことになりました。日頃の食卓に並んだ料理、お気に入りのお店のあの味、さらにあたしの子ども時代、極貧のなか、あるいは戦時中に食べていたもの……。お父さんの食の好みなんかをみると、「なるほど江戸っ子なんだなぁ」と思わされることもしばしばです。お父さんの噺に登場する八つぁんやクマさん、ご隠居さんに若旦那たち、江戸に生きていた人々も同じようなものを好んで食べていたのもしれません。この本を読んでいただくことで、古今亭志ん生自身、そして志ん生の噺に出てくる江戸のにおいのようなものを少しでも感じ取っていただけたら幸いです。

目次

Table of contents

まえがき

志ん生一家の食卓

●お父さん好みの食べもの

一番好きだったのは納豆

出ない日はなかったひと品

魚といえば一も二もなく……

志ん生特製ちらし寿司

菊正をこよなく愛した

最後の食事 

●外で好んで食べたもの

締めにはお酒をかけて…… 

高座での居眠りと『多古久』

『みの家』の桜鍋と羽子板

たぐるのが江戸っ子   

●家族の食事

お母さんの子供への愛情   

うちの朝の定番は  

お昼は簡単に

ニンニクと飴玉

晩のごはん 

行事のときには

すいとんと戦争

私の得意料理

あとがき

志ん生一家の愛したお店一覧

その他情報

Other Information

【著者プロフィール】美濃部美津子(みのべみつこ)1924年、五代目古今亭志ん生の長女として生まれる。十代目金原亭馬生、三代目古今亭志ん朝は弟。幼少のときより母とともに家族を支え助けてきた。貯金局を経て、ニッポン放送勤務。父のマネージャーも務める。父母、弟たちを見送った後は、稀代の名人一家の最後の語り部として、積極的に活動を続ける。著書に『三人噺』(文春文庫)『おしまいの噺』(小社刊)など。

志ん生の愛した味の数々……、娘が語る、父の落語と食のこと。

伝説の名人落語家、志ん生の唯一存命のお子さんである美濃部美津子さんが語った食にまつわる、父のこと、家族のこと。伝説のように語られる父・志ん生の酒の本当のところや、好きだったまぐ茶(まぐろの茶漬け)のこと。生粋の江戸っ子、古今亭志ん生が好んだ味と風情を感じてください。