わたしたちは内包存在を存在の原基とすべき時代にきているのではないか。根源の性を分有する分有者を世界の基点にすべきではないのか。
(森崎茂 ブログ『歩く浄土』65)
そのことに気づくとか気がつかないということとはなんの関係もなく、ひとのいちばん深いところに無限小のものとして根源の性はひそんでいるのだ。ひとは根源において〔性〕であるということが内包の知覚のいちばん根っこにある。
(森崎茂 ブログ『歩く浄土』55)
わたしたちの生命形態の自然をもっとおおきな概念のなかにひらくこと。それは同一性の自然が消えてなくなるということではない。地動説が自然であっても太陽は東から昇って西に沈む。〔わたし〕という現象もおなじなのだ。
(森崎茂 ブログ『歩く浄土』70)